日本呼吸用保護具工業会

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音が聞こえるメカニズム

音が聞こえるメカニズムは耳の構造にあります。耳介で集められた音は、外耳道を通り鼓膜を震わせます。この鼓膜の震えはその奥の耳小骨に伝わります。その振動は更に奥にある蝸牛(かぎゅう)に伝わって蝸牛の中にある内耳液(リンパ液)を震わせ有毛細胞を刺激します。その振動は有毛細胞によって電気振動に変換され、蝸牛神経を経由して大脳に伝わり初めて「音」として認識されます。

騒音とは

1992年に当時労働省が労働安全衛生規則を改正するとともに「騒音障害防止のためのガイドラインの策定について」が通達されました。これによると等価騒音レベルで、85 dB以上の作業場は騒音管理の対策作業場として指定されました。

騒音とは“耳にとって好ましくない音”の総称で、作業環境騒音としては聴力障害のリスクがある音(うるさい音)として等価騒音レベル(LAeq)85 dBを対象としています。

110~130 dB程度以上の著しく強大な予期せぬ騒音では、瞬時もしくは短時間で難聴が起こることがあります。

騒音レベルの例

騒音レベル
(dB)
騒音の感じ 実例
140
130 耳の疼(とう)痛感
120 ジェット機の騒音
110 トンネル内で窓を開けた電車内
さく岩ドリルの音(1m)
100 耳をおおいたくなる ガード下の電車通過時
地下鉄の駅通過時
90 目前の人と話ができない 騒音の著しい工場
80 よほどの声をはりあげないと、話ができない 高架鉄道(車内)
70 意識的に声を大きくして話す 街の雑踏、普通の機械工場
60 うるさい感じだが、普通に会話できる 忙しい事務室内
50 ざわざわと、いつでも音が耳について落ち着かない 一般的な事務室
40 静かであるが、音からの開放感がない 耳をすましている聴衆内、声を落とした会話
30 静かに落ち着いた感じ 放送用スタジオ内、静夜中
20 しーんとした感じ 放送用スタジオ内、静夜中
10 ささやき声
0 防音室での最小可聴音

出典 中央労働災害防止協会 「衛生管理(上)<<第一種用>>」